実績紹介

Case study

2021.07.06.

真摯な思いを伝える交渉術と、世界に広がるネットワークで、 国内外の希少なお酒を百貨店での独占販売につなげる。

#酒類リテール #リテールビジネス

#酒類リテール #リテールビジネス

真摯な思いを伝える交渉術と、世界に広がるネットワークで、 国内外の希少なお酒を百貨店での独占販売につなげる。

リテールビジネス部 酒類リテールチーム 西日本エリアマネージャー 福田 善憲

心底惚れ込んだ蔵元に通い続ける。

約10年前、全国の大丸松坂屋百貨店内にある和洋酒売場を、大丸興業が運営することとなった。そのタイミングで百貨店から出向してきた現酒類リテールチーム・福田 善憲は、今なお好調が続く和洋酒売場を支えてきた主要メンバーの一人である。今では10店舗を運営している。和洋酒売場の肝は、やはり品揃え。どんなお酒を仕入れるかも福田たちの手腕にかかっている。「百貨店には卸さないとして有名な蔵元がありました。実際に足を運んでは何度も断られましたがその味に心底惚れ込んだ私たちは諦めることなく通い続けました。」様々な交渉を行うなかで、専門性の高いものを揃える心斎橋店にて試飲販売でしっかりと販売する姿勢を伝えると共感していただき、販売へとつながった。

リテールビジネス部 酒類リテールチーム 西日本エリアマネージャー 福田 善憲

「実際に販売する者たちが蔵元へ研修に行き、お酒づくりを体感することで、造り手の思いをお客様にしっかりと伝えられています。」真摯な思いは信頼につながる。
福田は他にも、比較的珍しいウイスキーを樽で購入するなど、数々の交渉を成功させてきた。

800を超える世界中のワインを開拓。

大丸百貨店の和洋酒売り場には、ここでしか出会えないお酒も数多く存在する。特に自社の海外ネットワークを活用することで可能となった直輸入ワインは強みの一つである。1,000円以下のリーズナブルなものから年代物まで幅広いラインアップで800種類以上を海外から直輸入している。福田はこれまで数多くの商談を成功させてきたが、この業界における新規開拓は信頼がすべて。お金や販路があればいいわけでもない。「生産者にとってお酒は我が子同然。どれだけそのお酒を愛し、理解し、正しく品質を管理し、心を込めて販売できるかが問われます」。福田は輸入担当者と共にフランスの農家を訪れることもある。生産者と語り合い、大丸興業は仕入れから販売まで一気通貫で行える強みや品質管理の徹底ぶりを伝え、継続的な購入を約束することで契約へとつなげる。「大丸松坂屋でしか買えない」というお酒が充実し、多くのお客様に評価されている。
酒類リテール_ワイン

1品1品を目視でしっかり検査。

百貨店で販売する上で、味はもちろんだが品質は何よりも重要である。「レストランで販売するワインでしたら、お客様にお飲みいただく前にソムリエがワインの状態をチェックできます。小売店では未開封でお渡しするため、品質検査は海外ワインも含めて一切妥協しません」。製造現場での工程を確認し、商品は1品ずつ目視を行っている。独自の厳しい検査を経た商品だけが店頭に並び、お客様の食卓へと届けられている。「私たちは1本1本が勝負であり、いい加減にできません。口に入れるものなので安心安全なものを届けることは使命でもあり責任でもあります」。今は気軽に海外へ行ける状況でもないが、海外に広がるネットワークを活用し、常に新たなワインを探し続けている。世界には美味しいものはまだまだあふれている。食卓で心満たされる幸せなひとときを味わっていただくために、福田は今日も世界中のお酒を探している。
酒類リテール

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